国際化の時代だからこそ求められる誠意・真心
朝礼ネタ597 2021/01/01 経営
今回は「国際化の時代だからこそ求められる誠意・真心」ということを述べさせていただきます。
いまグローバリゼーションの波が各業界に押し寄せてきており、国際部門がある企業では「ビジネス英語」「トーイック」などの取得が必須と言われております。
このような国際化の波に我々はどう立ち向かうべきなのでしょうか?
その一つの答えを、京セラの創業者である「稲森和夫」氏は。名著「生き方」の中で、この様に述べております。
すなわち
「洋の東西に変わらず人間の心には~普遍的なもの・共通のものがある~」という認識です。
このことはともすれば見失いがちですが、西洋の方も東洋の方も根底に流れている「感情・情緒・人情」は共通ということです。
そのことを我々日本人は外国の方に接する時は「忘れてはならない」。と稲森氏は述べます。
確かに欧米の方の判断基準は「合理性があるか?」です。
もし欧米人の方がわれわれの考えに「合理性がある」と判断すれば、商談はまとまるでしょう。
しかし大事なのが「合理的判断」を行う欧米人の方にも、「根っこの部分で分かり合えて」いれば、人間同士のベーシックな「信頼」が生まれるのではないか?と稲森氏は述べているように思われます。
取引の際、「誠意もあり、人情もある」対応をすれば、おそらくどこの国の人にも通じるのではないでしょうか?
国際化社会の場面においても、また国内の日常の取引先との商談の際にも、判断の基準としてベーシックな感情は忘れたくないですね。
「商売の基本」ではないか?と常々感じます。