マネジメントの在り方
朝礼ネタ596 2021/01/01 経営日本企業のグローバル化についていろいろな意見があります。もちろん、為替の影響によって大きく変わって来る部分もあります。
直近でいえば、商社が為替の影響でかなりの収益がマイナスになりました。そして、怖いのが製造業です。国内で生産するのか、海外で生産するのかによって大きくその影響が出てくることになります。
一時期は円高が進み、海外で製造を行うことがメインとなって、国内の空洞化が非常に問題になってきました。それとともに技術力、ノウハウが海外に流出することの課題も叫ばれていましたが今はその話もおさまっています。逆に日本ならではのブラックボックスをいかにつくっていくかというところにテーマがしぼられてきているわけですから。
少し、製造業のところに話が集中しましたがこれからの日本は人口も減っていくこともあり、あらゆる産業がグローバルで稼いでいくことを考えなければ間違いなく立ち行かなくなります。
もちろん、コーポレート機能だけを日本に残して、製造業だけではなくほかの産業もマーケティングから全てを現地で完結しなければならないという状況も出てくるでしょう。
となれば、問題は何を持って企業の統制を取るかということです。個人的にはここは経営理念しかないのではないかと考えています。全ての活動の生業を経営理念に集約していかなければ、企業としての体をなさなくなります。
これからもグローバル化が進むので非常に重要だと個人的に感じています。