時にはアンバランスな方が良い
朝礼ネタ5938 2024/09/20 ビジネス教育日本の組織では、ゼネラリストとして新人を育てやすいです。
まんべんなく仕事に関わる能力を鍛える、そんな人材育成が言わば普通です。
一方で欧米諸国の企業では、どうやら真逆のようです。広く浅くの日本とは対照的に、欧米で評価される人材のタイプは狭く深くとなります。一概にどちらが良い、悪いという事はなく、とにもかくにもケースバイケースでしょう。月並みではありますが、適材適所といったところです。ただ日本企業ではゼネラリストの育成に少々偏り過ぎているのかもしれません。いわゆる「尖った新人」があまり組織で育っておらず、良いも悪いも短所の克服に多くの育成時間が充てられています。
目立った弱点は無いけれど、反対に特別光る技能や才能が磨かれていない、これが日本の新人スタッフの抱えるデメリットなのかもしれません。
もちろん業務に携わる以上、社会人としての基本的なマナーや社内のルール、仕事のマニュアルなどは理解してもらう必要があります。一方で「角を矯めて牛を殺す」ではありませんが、あまりベテラン世代の私たちがガミガミと細かい欠点を指摘して改善を促すことは、むしろ人材育成として逆効果になるかもしれません。
最低限の欠点の克服が済めば、それで充分だと考え、あとは本人の得意分野やポジティブな個性を引き出すようにアシストしてあげること、これが今日のベテラン世代に必要な育成のスタンスなのかもしれません。
余談にはなりますが、最近のスポーツチームの監督やキャプテンなども、一昔前の熱血漢で若手を厳しく叱って指導するタイプというよりも、どちらかというと新人と同じ目線に立ち、コミュニケーションをきめ細かく交わす優しい感じの人柄の方々が増えてきた気がします。