現代ビジネスにおいては巧遅より拙速の方が重要
朝礼ネタ5909 2024/08/22 名言・格言効率化『巧遅は拙速に如かず(こうちはせっそくにしかず)』という格言があります。巧遅というのは「うまいが遅い」という意味で、拙速は「へただが速い」という意味です。
簡単に言うと、「出来が良くても仕事が遅いよりは、仕上がりは少々荒っぽくても仕事の速い方がましだ」ということを言っています。つまり、仕事のやり方は「拙速主義」が良いと謳っています。
これだけ聞くと、仕事のできが悪かったらやった意味が無いだろう、と思われるかもしれません。拙速には「適当」や「手抜き」といったイメージが付きまといがちです。
しかし、変化が激しく、スピードを求められる現代のビジネス社会においては拙速主義が重要と言えます。また、仕事の中で要点さえしっかり押さえておけば、後々やり直すことも可能です。早く終わらせることによって時間の余裕ができ、時間的余裕が生まれることで改善点をより早く見出せます。
Facebookの創業者であるマーク・ザッカーバーグが、『完璧を目指すよりは終わらせよう』と言っていた話は有名です。
新たなビジネスチャンスを得るには限られた人数と時間で回していかなければならず、巧遅より拙速が求められるのは必然と言えます。課題が発生したら即座に会議を開き、決定したら即座に行動に移す。いちいち完璧を求めていたら完成までの期間が長くなり、折角のビジネスチャンスを逸することにもなりかねません。
世界一の自動車メーカーであるトヨタも創業以来、「拙速主義」の実践されていることで広く知られています。
トヨタの現場では『まずやってみる』ということが習慣付けられています。会議において改善が指摘されると、会議後即時に改善がテストされるというスピード感があります。
ちなみに、拙速は普段の仕事をいい加減にやるということではありません。普段の仕事で必要になった「新しい企画」や「業務の改善」に対する拙速を続けるということです。