組織と運動部というところは体質が似ている
朝礼ネタ5843 2024/05/24 社会・経済規則・ルール自分の周りには愚かな人というのはいないと思ている人は多いはずです。結論から申し上げるとその通りです。なぜならば、日本は基本的に高校生から学力別に住む世界が変わるからです。
その先端が会社なので、どうしてもそこには自分と同じような知能の人たちが集まるので、会社では特に愚かだと思う人はいないのに、どういうわけかそれ以外だと愚かな人が多いと感じるからくりがそこにあるのです。
私たちは自分にとって居心地のいい生活環境を手に入れそこでぬくぬくと過ごしたいと思っています。ですから、自分と違うような意見を持つ人を嫌います。会社でもちょっとした意見の食い違いで小さな派閥が生まれ、その小さな意見の違いにより大きな対立を生むのです。
しかし、この渦中にいる人というのは自分の意見を曲げることができません。なぜならば、会社というのは上からくる命令は絶対であり、それに異を唱えることはできないからです。それに、組織とは意見を重ねる場ではなく、上からの命令を下に伝え、現場がそれを形にするところなので仕方ないのです。
新入社員として配属されたばかりの人は、このようなものを理不尽な組織ととらえる人もいるようですが、運動部上がりの新入社員は上からの命令は絶対であり、それに異を自分がその組織から抜ける覚悟があるときにしか口にしてはならないことを身に染みてわかっているので、大学まで運動部に所属してきた人というのは日本の会社にとって非常に使いやすい人なのです。