ホウレンソウを受けたらおひたしで返す
朝礼ネタ5810 2024/04/21 ビジネス名言・格言新しく入社した新入社員が上司から必ず教わる言葉が「ホウレンソウ」です。
ホウレンソウは誰でも知っていると思いますが、「報告、連絡、相談」の頭文字を取ったものです。
ホウレンソウの重要性は全員が認識しているはずです。
ところで、ホウレンソウの言葉には続きの言葉があることを知っている人はあまり多くありません。
それは「ホウレンソウのおひたし」です。
ホウレンソウを受けた上司がおひたしでお返しします。
おひたしの「お」は怒らないです。
報告の内容がミスであったとしても、部下の報告に対して怒鳴っただけでは状況の改善にはつながりません。
また今後、部下が報告をためらうことにもなりかねません。
上司は冷静に内容を把握し、ミスの原因や改善策を一緒に考えてあげます。
若しくは、適切なアドバイスを与えることが大切です。
「ひ」は否定しないです。
報告に対して、いきなり否定から始めてはいけません。
まず、部下の意見を最後まで聞き、間違いがあれば、その理由や根拠を具体的に指摘してあげます。
そうすれば、部下は落ち込むことなく、上司の意見に納得できます。
「た」は助けるです。
助けるはサポートしてあげることです。
ただ、何でもかんでも助けていると、部下の成長の妨げになります。
部下が困っていたり、悩んだりしている時にサポートします。
そこで、重要なポイントになるのは常に部下の状況を観察し、部下の能力の進展レベルを見極めることです。
「し」は指示するです。
上司は部下に命令するだけではなく、的確な指示を出すことが必要です。
ただ、指示ばかり出していると、部下が「指示待ち人間」になってしまいます。
部下の自主性を育てるためにも、1つの指示から部下が自分で考えて行動する流れを構築するようにします。
部下のホウレンソウだけではなく、上司のおひたしも業務の合理化には欠かせません。