ビジネスで活用できるパレートの法則
朝礼ネタ5737 2024/02/06 ビジネス身近な法則販売の仕事をしていると、たまに「パレートの法則」という言葉を耳にします。
別名、「80対20の法則」とも呼ばれていますが、自然現象に関する法則と言えます。
パレートの法則は、ある事柄の80%は原因とされる20%が生み出すという経験則を示しています。
イタリアの経済学者のパレートが唱えたことから、彼の名前を取ってパレートの法則と名付けられました。
例えば、商店で販売されている全商品の内、20%の商品が売上の80%を占めると言っています。
会社の利益でいえば、20%の社員の稼いだ利益が会社の総利益の80%を占めるということです。
この法則は売上や利益だけに当てはまるわけではなく、様々なことに該当すると言われています。
その例を上げます
・仕事における80%の成果はその仕事に費やした時間の20%で作られる。
・全道路の交通量の8割は2割の道路に集中している。
・一般社会人が保有しているお金の8割は2割の富裕層が持っている。
この法則をビジネスに置き換えると以下のような活用ができます。
・80%のユーザーは20%の機能しか利用しないため、20%の機能に付加価値を付ければ、80%のユーザーが満足する。
・販売促進は2割の顧客にフォーカスすることで、8割の顧客に割くリソースを削減できる。
ただし、パレートの法則の内容は不変ではなく、環境が変化すると80:20の中身も変化します。
例えば、国の政策が変わると経済市場のニーズが変わるため、80:20の売上順位が変わるかもしれません。
また、現在は20%に入っている社員も、家庭環境が変わるとその他80%に入ってしまう可能性は否定できません。
常に、最新の状況を確認することが大事です。