良い世界と悪い世界の見分け方
朝礼ネタ5711 2024/01/10 心理・メンタル自己啓発仏教用語で唯識というものがあります。これは、本来はとても難しい学派の考え方なのですが、簡単に言うとただ意識があるというか、私たちが見ているものは対象物そのものをみているのではなくていったん心に入ってそれからその物が何であるかを見ている、ということです。
例えば、そこの街路樹を見ても私とあなたでは見ている街路樹は異なるということ。あなたは綺麗な木だと思っていても私は落ち葉掃除が大変だと思っているようなことがあります。
このように、見たり聞いたりしたことを心を通して頭に入れる作業をしているという考え方なのです。
これはある意味とても重要なことで、心の中が汚いとせっかく見た綺麗な物も汚い解釈になってしまうかもしれないということです。
反対に心の中を綺麗にしておくと見たり聞いたりしたことをポジティブや前向きに解釈することができるようになります。また、感謝の言葉が自然と出てくることもあるでしょう。
そうすると、正に世の中は見た通りの世界となり、美しくて良い世界なのか、汚くて悪い世界なのか、どちらかを決めるのはあなた次第ということになります。
どちらの世界に住みたいのか、また、今いるのはどちらの世界なのか自分に問うてみてはいかがでしょうか。この自問自答はいつ何処ででもできますのでお勧めします。
どうか、心の中に良いものを収めるように毎日を過ごして、皆さんが見たり聞いたりするものが美しいものばかりになることを願っています。