6月4日は虫の日-2・6・2の法則と組織
朝礼ネタ5460 2022/06/04 6月今日は何の日?6月4日は「虫の日」です。
この記念日の日付は「6(む)」と「4(し)」という語呂合わせから設定されます。
ところで、虫には色んな種類がありますが、実は働きアリの習性からできた法則があり、それが「2・6・2の法則」です。
2・6・2の法則は、働きアリの中で積極的に働くのは2割だけで、6割は普通に働き、残りの2割は働かないという習性から由来しています。そして、この比率は働きアリの数に関わらず、常に一定になっています。
このことは会社の組織にも言えることであり、組織の中で貢献度の高い人は全体の2割で、中程度の人が6割、貢献していない人が2割という比率に分かれます。
そして、この法則で重要なことは、下位の2割の人を排除しても業績は向上しないということです。つまり、残りの上位2割の人と中位6割の人で組織を構成し直しても、しだいに元の比率に戻るようになります。
つまり、残った8割の人の中から貢献しない2割の人が発生し、結局2・6・2の比率の組織になります。それは、各人の業務内容や業務システムが変わってしまうからです。
組織の構成で注意の必要なのは、「やる気」だけで見ていると、2割の人に対して「やる気がない」と判断してしまうことです。ただ、そのように見えるのは、業務内容や業務システムがその人にそぐわなかっただけかもしれません。
2・6・2の法則とは、単に出来や不出来の結果、またやる気の程度を表した指標でしかありません。
組織を構成する場合は、2・6・2の指標における少数派に対してネガティブなイメージを抱くのではなく、個々の社員の適正に即した配置にすることを心がけるべきです。