3月29日は作業服の日-制服を変えただけで作業効率が改善
朝礼ネタ5393 2022/03/29 3月今日は何の日?3月29日は3月(さ)ぎょう、29日(ふく)との語呂合わせから、「作業服の日」とされています。
近年は、作業服が多様化しており、作業服専門メーカーのウェアがタウンファッションとして採り入れられるようになっています。
ところで、作業服と一言でいっても、職種や業種によって多種な用途に使われています。また、作業服は安全、且つ効率的に作業するためだけではなく、利用の仕方によっては政府が進めている「働き方改革」に貢献します。
実は、ある地域医療センターにおいて、職員1人当たりの年間平均時間外労働が110時間を記録しており、センター内で問題視されていました。時間外労働の主な原因は、医療現場における日勤と夜勤のスムーズな交代ができていなかったことです。
そんな折、総務担当者がたまたまテレビで見た「アメフトの攻めと守りの分業制」からヒントを得て、「日勤の制服を赤、夜勤の制服を緑」に変更しました。
すると、今まで年間110時間あった残業時間が、20時間にまで減ったそうです。日勤の制服で夜勤の時間まで働いているとすぐわかりますし、周りも夜勤タイムに入ると、日勤の人に仕事を頼まなくなりました。
制服の色を変えだだけで、労働環境が劇的に改善した良い例と言えます。
このように、組織全体を変革しようとしなくても、ちょっとした小さな工夫をすることで、残業を減らすことができます。また、有給を取得しやすい環境を作ることも可能になります。
働き改革を唱えられてから久しくなりますが、作業現場における小さな改革が組織全体の大きな合理化に繋がることが少なくありません。