3月26日はエンゲルの生誕日-データで取引先の実態を確認
朝礼ネタ5390 2022/03/26 3月今日は何の日?3月26日はドイツの統計学者エルンスト・エンゲルの生誕日です。
エルンスト・エンゲルの名が広く知られるようになったのは、1857年(江戸時代末期)に発表した「エンゲル係数」です。エンゲル係数は一般社会人に最も周知されている経済指標と言えます。
エンゲル係数は、「家計の消費支出に占める食料費の割合」を表します。
例えば、消費支出が30万円で、その内食料費が9万円だとすると、エンゲル係数は30%(9万円÷30万円)になります。
エンゲル係数が高くなるほど生活が厳しいと言われており、15~20%が理想的とされています。ただ年々、食生活のグレードがアップしているため、現在の一般家庭のエンゲル係数の平均は28~29%になっています。
ちなみに、「家計の消費支出に占める子供の教育費の割合」はエンジェル係数と呼ばれています。
習い事や塾など、学校以外にかける費用も年々上昇しているため、エンジェル係数の数値も高くなってきているようです。
このように、収入や支出のデータを確認することは、合理的な生活を送る上で大切なことだと言えます。
ところで、データを把握することは家庭生活だけではなく、仕事の面でも重要になります。
特に、営業マンの場合は、取引先の実態をチェックする上で、データの確認が欠かせません。
会社の実態を表すデータには、「売上高営業利益率」や「売上高経常利益率」、「総資本回転率」、「総資本経常利益率」など、様々なものがあります。そのようなデータを収集し、内容を調査することで取引先に対する今後の営業方針を決めることができます。
データは嘘をつきません。データを上手に活用することが適正な営業活動に繋がります。