1月21日はライバルが手を結ぶ日-ライバルと敵は違う
朝礼ネタ5322 2022/01/21 1月今日は何の日?1月21日は「ライバルが手を結ぶ日」という珍しい記念日になっています。
江戸時代末期の1866年の1月21日、長州の桂小五郎(後の木戸孝允)と薩摩の西郷隆盛が土佐の坂本竜馬の仲介によって京都で会見します。それまで、両者は長州が「尊王攘夷」、薩摩が「公武合体」という異なる考え方から、相反する行動をとっていました。
それが、会見によって、幕府を倒して新しい政府を樹立するという同じ目的のため、同盟を結ぶことになります。そのことが「ライバルが手を結ぶ日」の制定に繋がります。
ところで、「ライバル」を辞書で調べると、競争相手、対抗者、好敵手と書かれています。具体的には、「お互いに切磋琢磨し合いながら、共通の目的の達成に向けて協力し合える相手」と訳されています。
ここで大事なのは「共通の目的の達成」ということであり、目的が異なっているとお互いの努力を妨げ合うことになります。それはライバルではなく、単なる「敵」でしかありません。
会社における同僚も同じです。
同僚も各々がライバルであり、お互いが切磋琢磨しあいながら業績の向上や、技術の取得を目指していきます。
また、社内に切磋琢磨という競争があるからこそ成長が実現します。お互いがいつまでも同じ仕事に甘んじていたのでは、レベルアップは望めません。現状への妥協から進歩が生まれることはありません。
なお、大事なことは、事業の拡大や会社の発展という同じ目的のために同僚同士が協力し合うということです。お互いが勝手な思惑で行動したり、情報を共有しなかったりすれば、同僚がライバルではなく敵になってしまいます。
社員が同床異夢の会社は衰退が待っているだけです。