1月14日は「い(1)い(1)よ(4)」の語呂にちなんで、「褒め言葉カードの日」とされています。

2016年(平成28年)に制定された記念日ですが、家族や職場の同僚などを褒めて感謝を伝えることが目的となっています。そのツールとして「褒め言葉カード」を利用します。

ちなみに、「褒め言葉カード」には1万人に対するアンケートの中から選ばれた100種類の誉め言葉が書かれています。　　　

なお、料理の調味料を表す言葉に『さしすせそ』がありますが、褒め言葉にも「さしすせそ」があります。

さ：さすがですね
し：信頼しています、信じています
す：素晴らしいです、素敵です
せ：センスが最高です
そ：尊敬しています

これらの言葉は目上の人に対する褒め言葉の感じになっていますが、少し砕けば、同僚や後輩に使うことができます。

ところで、この「褒める」という行為は、驚異的な効果を生むことが実験で明らかにされています。

足の不自由な人たちに対してリハビリを行う際に、単に黙々とリハビリを行うパターンと、褒めながらリハビリを行うパターンに分けました。その結果、褒めながらリハビリを行ったパターンは、黙々とリハビリを行ったパターンに比べて、1.8倍の改善効果が見られたとのことです。

人間の脳は欲求が満たされると活性化し、ドーパミンという物質が分泌されることで、『気持ち良い』と感じます。褒められるとこのドーパミンの分泌が促進され、もっと得ようと無意識に脳の働くことが解明されています。

ただ、「褒める」ということは、「おだてる」ことではありません。相手に対する感謝の気持ちを込めることで、より良い職場環境を築けるようになります。