朝礼ネタ朝礼ネタ 3分間スピーチの例文集

 

私たちが井の中の蛙になると国が滅びます

  朝礼ネタ5229  2022/12/26  尊敬する人自己啓発

攘夷という言葉は知っていますね。
幕末、鎖国している日本に開国を迫る外国の脅威に対し、
神の国日本に獣のような外国人を入れるな、追い返せと日本中が湧きたった運動です。

今から考えると、二百数十年の鎖国で様々立ち遅れ、
蒸気船の軍艦と巨大な大砲と高性能な小銃を持つ西洋列強国に、
刀と槍と火縄銃で勝てるわけがないとすぐに分かるのですが、
ペリーの黒船の巨大さぐらいしか知らない当時の日本人は、
彼我の国力の差を実感できなかったのです。

幸い賢明な指導者が多くおり、単純な攘夷は不可能と彼らが理解するに至って、
日本は明治維新を成功させました。
賢明な指導者とは例えば伊藤博文や渋沢栄一なのですが、
実はそんな二人も若い頃はバリバリの攘夷論者で、
伊藤博文は実際に英国公使館と焼き討ちしましたし、
実行こそされせんでしたが渋沢栄一も同種のテロを計画していました。

周囲に溢れる攘夷論のみを若い二人は鵜呑みにしていたわけですが、
それから様々な経験を通して世界の中の日本の実情を知るにつけ、
西洋文明を取り入れることが如何に必要かを知る様になるのです。
彼らがそのことに気付いたから日本は外国の植民地にならずに済みました。

それから七十余年後、アメリカ国力の強大さを真剣に考えようとせず、
日本人は大きな戦争に突き進んで亡国の一歩手前まで行き着きました。
神の国日本は永遠に不滅だから、元寇で神風が吹いたし、大国ロシアにも勝利した。
だからアメリカがいかに大きくても日本が負けるはずがないと、
私たちは論理的根拠を度外視で決めつけました。

外を知ろうとせず井の中の蛙になると国が滅ぶということです。
会社も同様だと思います。
皆さん、そのつもりで広い視野を持って勉強しましょう。

お知らせ

朝礼ネタ アプリ版 [New]

Android、iOSに対応したスマホアプリをリリースしました。
朝礼ネタ Androidアプリ
朝礼ネタ iOSアプリ

朝礼ネタ 電子書籍のご紹介

朝礼ネタ
掲載中の例文から人気ネタを集めました。 厳選ネタをじっくりと読みたい方にオススメです。
スマホでもkindleアプリで読めますので是非ともご覧ください!
★Unlimitedユーザーは全巻読み放題