今の時代は「ほうれんそう」より「かくれんぼう」
朝礼ネタ5150 2022/09/15 ビジネス名言・格言昔から仕事をする上で欠かせないのは、「ほうれんそう」だと言われてきました。
「ほうれんそう」と言うのは、報告、連絡、相談の略ですね。
しかし、最近になってこの「相談」の部分は、果たして本当に必要なのかという議論が湧き上がっています。
何でも相談していては部下は育たないし、自分で考える脳が育たない指示待ち人間になってしまう可能性があるというのです。
確かに、難しい仕事を振られると、すぐに先輩や上司に相談したくなるかもしれません。
先輩たちには経験があるので、相談することですぐに解決策が見えることもあるでしょう。
ですが、そこを1歩踏みとどまって、1度、自分でしっかりと考えてみて欲しいのです。
たとえば、私は子供に宿題を教えることがよくありますが、最初から答えを教えていては本人は分かったつもりでも、テストで悪い点を取ってしまうことがあります。分かった気になっていても、自分で考えていないから身についていないのです。
その経験から私は、答えを教えるのではなく、まずは自分で考えさせ、どうしようもない時にヒントだけを与えるようにしました。
すると、時間はかかるものの、最終的にはちゃんと身についてテストの点数も良くなったんです。
だからこそ、先輩方もすぐに後輩に答えを教えるのではなく、たまにはヒントだけを与えてみてあげてください。
時間はかかるかもしれませんが、最終的なタイムパフォーマンスは上がるはずです。
人材育成のためにも、これからはみんなが自分で考えて「相談」ではなく「確認」を意識してみて欲しいのです。
これが「確認・連絡・報告」の「かくれんぼう」です。
その日限りでなく、長期的な目線でぜひ、頑張ってみましょう。