難関私立大学というからくり
朝礼ネタ5016 2022/04/07 教育早稲田、慶応義塾以外の私立文系大学ならばしっかり勉強さえできれば合格できると生徒たちに言うと多くの生徒はそれを信じてくれません。なぜならば、多くの高校生にとって、私立文系大学というのは彼らの受験校でありながら、早稲田や慶應義塾でなくとも偏差値60以上の大学とは雲の上のような存在だからです。
ですから、いきなりそのような大学に合格することができると言われても実感をもてないこともわかります。
なぜならば、このような大学群は予備校では難関私立大学と呼ばれていて、それ以外の私立大学と別に扱われ、就職活動でさえ、ほとんどの企業の場合エントリーシートを出してもそのままそれ見られないというこののない一言でいえば、世間でぞんざいに扱われることの少ない大学群なのです。
そのため、そのような大学群に合格できるノウハウがあると言われても、高校生はそれをそのままストレートに信じてくれないかもしれません。
しかし、その方法は存在しているのです。なぜならば早稲田や慶應義塾は難関国公立のすべり止めに扱われる。もしくはその大学を第一志望にしている人たちがその大学を受けるので一応はほどほど難しい難易度になるのます。
しかし、その次の難関私立大学は難関国公立に合格する人たちは受けませんし、早稲田、慶応義塾の合格する人たちはその大学に合格しても入学しませんから、それだけその大学に合格できる確率は上がるのです。
そのため、それらの大学の合格偏差値と入学偏差値には大きな乖離があるので、実はこれらの大学は予備校が出す偏差値ほど難易度が高いものではないというからくりが存在しているのです。しかし、このような当たり前の事実は予備校は公表しませんから、これらの大学というのは世間ではいい大学として認識されているのです。