印象に残る上司や先輩になるために
朝礼ネタ4998 2022/03/19 心理・メンタルビジネスコミュニケーション社会経験が長くなると自ずと部下や後輩が出来てきますが、印象に残る上司や先輩になるにはどのようなことが必要だと思います。
そもそも皆さんも学生時代から社会に出てからでも、すごいかわいがられたという人がいると思うのですが、なぜそのように印象に残っているんでしょうか。
圧倒的な実績があったからでしょうか。すごいとは思われるかもしれませんがかわいがってもらったとはちょっと違う気がします。本気で叱ってくれたからでしょうか。本気ってなんでしょうか。逆に優しく指導してくれたからということもあるかもしれません。でも優しいだけでは人生で印象に残るのはハードルが高そうですね。いろいろ気にかけてくれたから?なんだか合ってるようですがまだ抽象的ですよね。
そもそも部下に対してそう思われることは重要だと思いますか?実は印象に残るという本当の目的は、信頼関係を醸成することです。仕事において信頼関係を築くことの必要性は説きませんが、ずば抜けて信頼されるためにも極度に好印象に残るように立ち振る舞うことが大切なのです。
ではそのために大切なことは、これはコーチングの研修でも良く言われることですが3つあると言われています。
一つ目が、その人の過去を知ることです。過去とはどこで生まれ、どんな学生生活、どんな家族構成、どんな過去の栄光があるのかなどです。
二つ目が、その人の今を知ることです。なぜこの会社に入ったのか、趣味、特技、仕事後の過ごし方、楽しみ、好物などです。
三つ目が、その人の未来を知ることです。夢、目標、キャリアパス、もし3億円当たったらどうするかなどです。
まとめると過去から未来まで含めて徹底的に知ることが大切と言われています。逆の立場になって考えてみたときに、自分のことをよく知ってくれている上司や先輩の言葉や指導ってなんだか響きませんか?ちょっと気の利いた上司であれば、そういう情報を日頃の指導の中にもこういうことが得意だったよねなど、ちょっと差し込まれたりするとやる気がくすぐられたりしませんか?自分のことをあまり知らない上司から何か評価されたりするのはなかなか気に入らないということの逆のことです。
相手を本気で知ることが結果信頼されるために大切なことなのです。限られた日常のコミュニケーションでぜひ過去・現在・未来を知るということに注力していきたいですね。