たらいの法則をみんなでやれば大きなウェーブが起きる
朝礼ネタ4953 2022/02/07 社会・経済心理・メンタル身近な法則たらいの法則とは、経営の神様と呼ばれる松下幸之助さんの理念の1つです。
たらいの中の水を「こっちへ来いこっちへ来い」とかき寄せると、たらいの壁を伝って向こう側へ流れていきます。
反対に「どうぞどうぞ」とたらいの中の水を向こうへ押し出すと、同じようにたらいの壁を伝って手元に水が戻ってきます。
たらいの中の水と同じように、利益や幸せを独り占めしようとすると逃げていきますが、逆にお客様や仕事仲間のために尽くすことで送り出した幸せが手元に返ってくるという考えです。
これはどんな職業でも当てはまる話だと思います。
サービス業や営業職ではもちろんお客様のために尽くすことで信頼を得られ、利益が得られることがわかりますが、事務職でも同じように考えることができます。
事務職ではパソコンに向かって個人で仕事をこなしているように感じますが、営業職の方が外に出られるように事務仕事を引き受けています。
仕事を引き受けるという事が会社に尽くし、たらいの中の水を動かし、利益を得ていると私は考えています。
それでは次に大きなたらいをイメージしてください。
個人の力でたらいの中の水を向こうへ向こうへと押し出したところで小さな水の流れしかできません。
それを仕事仲間と同じ方向から押し出すとどうなるでしょうか。
壁を伝って返ってくる水は押す力が大きければ大きいほど多く返ってきます。
例えば1人が自分の利益を優先して、たらいの中の水を「こっちへこっちへ」とかき寄せる人がいると、せっかく作ったたらいの中の波は荒れてかき消されてしまいます。
社員全員で同じ理念を持って同じ方向へ水を押し出すことで、利益を得る大きな波ができることを理解し、相手のため、会社のために尽くしていきたいと思います。