数学を捨てた人間はすでに数学に捨てられているということを自覚すべき
朝礼ネタ4940 2022/01/24 社会・経済教育私は生徒たちにこのように話します。「しも、君たちが人生ハードモードで生きたいのならば、数学をやらないで生きていくことです」と言います。多くの日本人は大卒と言いましても、そのほとんどはは数学などを勉強しないでも合格できる私立文系学部出身者です。これは客観的事実です。
もちろん、私立文系大学でも選択科目の中には数学があり、数学を選択肢して選択科目を満点で英語も国語もそこそこのできで合格してくる学生もいます。このような学生というのは数学から逃げてしまった人に比べるとかなりましなので、割といい就職先を手に入れることができることも様々なデータからわかっています。
しかし、難関と呼ばれる私立文系大学はそのほとんどは英語の配点が一番高く次に国語、そして選択科目が一番低い配点になっているので、これらの大学では本当の意味で思考力のある学生をほしいと思っていないことは明白です。
これらの大学でほしがっている学生はとにかく忍耐力があって、言われたことを「ハイハイ」と言って素早くやる人間を求めているのです。
ですから、これからの人生を論理的に考えたり、客観的事実に基づいた合理的な方法を求められるような職種についたいのならば、私は数学から逃げてはいけないというのです。
もちろん、私が生徒に話している内容が私の個人的な感情が全くないとは言い切れませんが、大学入試の試験科目からこのようなことを推察することは誰にでもできるので、私はこのように生徒に話をするのです。