サービス業における5S活動について
朝礼ネタ4879 2021/11/18 規則・ルールみなさんは「5S活動」という言葉は耳にしたことはありますか?
単に「身の回りをキレイにしましょう」というような意味にとらわれがちですが、実は理解した上で実践していくと、高い効果を実感できると思います。
社内の意識向上と作業の効率化を図るためにも、意味と目的を理解して取り組んでみましょう。
そもそも「5S」とは「S」から始まる5つのキーワードを表す言葉です。
主に製造業やサービス業などの職場の環境改善を図るためのための活動です。
1つめは「整理」です。
必要なものと不要なものを分別して不要なものは処分することです。
2つめは「整頓」です。
必要なものの置き場を決めて使いやすくすることです。
3つめは「清掃」です。
作業する場所や身の回りをキレイな状態にすることです。
これには機器類のメンテナンスも含まれます。
4つめは「清潔」です。
整理・整頓・清掃を意識して、汚れていない状態を維持していくことです。
最後に「しつけ」です。
ルールや規則を作り、それを守るのが全員の習慣になるようにすることです。
当たり前の言葉に思えますが、一般的に言われる「整理整頓」とは違い、ただ見た目がキレイに整っていればいいというわけではありません。
必要なもののみを残して、すぐ使える所定の位置に置いておくことが大事になります。
「清掃」もただ掃除機をかけてデスクを拭けばいいといったものではなく、汚れやゴミなどがない状態までキレイにして、機器類もすぐ使えるようにメンテナンスしておくことが重要です。
5S活動を進めていくと、職場はもちろんキレイになっていきますが、5S活動の目的は掃除ではありません。
職場を安全な場所にし、作業の品質や生産性を向上させて、職場の雰囲気を改善していくことが本当の目的です。
サービス業においては、お客様が店に入った際に心地よく感じるのはもちろんですが、従業員も働きやすくなり、意識が高まりサービスの質も上がります。
結果的にお客様の満足度も上がっていくでしょう。
より効率的かつスピーディーに作業を進めて、サービスの質を高めるために「5S活動」を始めてみてはいかがでしょうか。