先日、ある方とのお話の中で、従業員が仕事の成果を上げるために最も重要な要素は、「モチベーション」ではないかという言葉がありました。
私自身、仕事の進め方や進捗管理の方法については意識してきたつもりでいましたが、周囲や後輩たちの「モチベーション」という部分に関しては、あまり意識していなかったのではないかとハッとさせられました。

その方の考えとしては、どれだけ正しく効率的に仕事の方法を教えても、本人に行動に移すだけの「モチベーション」がなければ効果は見込めないというものでした。
皆さんの中にも経験している人がいると思いますが、確かにその通りだなと感じます。「こうすればうまくいくのに」「たったこれだけのことなのに」と思うようなことでもなぜか思うように成果につながらないというケースに直面することがあります。

「なんでそんなことができないんだ」と考えてしまうこと、時には相手に対して注意、叱責してしまうこともあるかもしれません。ただ、この時の相手の「モチベーション」がどうだったのかということを考えてみると、少し違う行動をとるべきケースもあるのではないかと感じました。少し違う角度から相手の「モチベーション」を高めるような声かけや助言ができたなら成果は確かに変わるのではないでしょうか。

業績に悩んでいる人は「モチベーション」の維持が難しくなっているケースも多いように感じます。ここで行動することの意味やメリットをうまく伝えることで「モチベーション」をマネージメントできるようになる、それが業績や人の成長につながるのではないかと非常に考えさせられる時間でした。