お金と時間と労力をどこに注ぐべきか
朝礼ネタ4816 2021/09/15 投資・資産運用効率化アメリカのバークシャー・ハサウェイ社は、保険、エネルギー産業など数十社もの子会社を有し、世界でも有数の規模を誇る持ち株会社です。
そして同社を率いるウォーレン・バフェット氏は、もともと純粋な投資家でした。しかし運用資産が大きくなり会社を丸ごと買うようになり、現在に至ります。彼は「投資の神様」「世界一の投資家」などとも称されていますが、その経歴から、投資家の視点と経営者の視点を併せ持つ人物であるともいえるのです。
そんなバフェット氏は、経営者の重要な仕事の1つに「資本配分」があるといいます。「そのお金をどこにつかえばもっともリターンが大きくなるか」―その判断力が重要だというのです。
ちなみにバークシャー・ハサウェイ社は、配当ゼロというスタンスを長年貫いてきました。発生する税金も考慮したうえで、配当を支払うよりも、そのお金を別の何かにつかった方が、同社にとっても株主にとっても効率的だという判断なのです。そして同社の業績と株価は、長きにわたって上昇し続けてきました。彼の判断は、間違いではなかったのです。
そんなバフェット氏のスタンスを考えると、自分自身のお金と時間と労力の使い方にも、考えるべき点があるのではないかと思えます。
私たちが有するお金も時間も労力も、有限です。そして、その使い方を間違えてしまうと、それに見合うものが得られるかどうかという以前に、それらを単なる無駄にしてしまう可能性だってあるのです。
ですから、「それらをどこに使えば、もっともリターンが大きくなるか」―日々、それを考えていこうと思っています。