パラリンピックに出場する選手の生きる意味
朝礼ネタ4788 2021/08/23 スポーツオリンピック今日の朝礼で話したいことがあります。
パラリンピックについてです。
世の中には不自由なからだで生まれてきた人や、事故で不自由になった人がいます。
私は高校のときに、ある作業所を見学させてもらったことがあります。
そこで、ある障がい者の方と話す機会がありました。
その障がい者の方は言葉を話すことができません。
私はその方から、言葉を話すことができないと、交通機関を利用するときでも、災害のときでも大変だと聞かされました。
しかし、私はその方が生き生きと働いているのを見て、尋ねました。
どうして、そういう障がいを持っているのに、生き生きしているのですか、と聞いたのです。
そしたら、その方はパソコンに文字を入力して、教えてくれました。
「私には生きがいがあります」と入力してくれました。
その方の仕事は、ライターです。
自分の書いた文章で、世の中にインパクトを与えることができることが楽しくてしょうがないと言うのです。
人には、できることと、できないことがあります。
その方は話すことができません。
それでも、文章を入力して、文章を書くことができる力を、神がいるなら、与えてくれたと信じているのです。
そして、毎日、作業所で文章を書き続けています。
私は思います。
人間は、自分のできる範囲でやればいいのだと、気づかされました。
一人の人間ができることは、限られています。
しかし、一人の人間が、二人、三人になると、役割分担して、協力してチームプレーができます。
その人にできることで、会社に貢献できればと思います。
パラリンピックに出場する選手の方はみな、そうやって一生懸命に生きているのだと思います。
私たちも、自分にできることを見極めて、それで会社に貢献したいものです。