本田宗一郎のリーダーシップとは
朝礼ネタ4687 2021/05/19 尊敬する人自己啓発リーダーシップは組織のトップに不可欠な要素です。
それではリーダーシップとは一体何なのでしょうか?
それはトップの素質でしょうか。それとも技術でしょうか。
世界のホンダを率いた本田宗一郎には強烈なリーダーシップがありました。
それは仕事に関する彼の考えから発しています。
彼の仕事観は、時間の制約と無理難題がいくつも同時に押し寄せ、
必死にそれを乗り越えようと足掻くものでした。
そして厳しい競争の晒され、苦しみながらあれこれやっているうちに、
やっと先に明かりが見えてくる。それが進歩であり発展だと彼は言っています。
人は本当に困った時、自分でも気が付いていなかったような、
知恵と力が生まれてくるものだとも言っています。
つまり彼にとって仕事は正に戦いであり、
その戦いに勝つために一見無茶だと思われる問題にも立ち向かい、
それを解決せねば全てダメになるという「本気」が不可欠なのです。
その時に発揮されるのが氏のリーダーシップです。
無理難題に立ち向かい、それを克服するためには、
部下の一人々々が自分同様に本当に困らねばならなず、
それはつまり部下たちが仕事を「本気」で自分のものとして捉えることです。
そうなった時、初めて解決の光明が先に見つかる可能性が出てくる、と氏は考えていました。
そこまで部下の気持ちを自分と同じ度合の「本気」にさせること。
それが氏のリーダーシップです。
どうも単なる技術論ではなさそうです。人生観から考え直さねばならないかもしれません。