チョコレート会社が作ったバレンタインデー
朝礼ネタ4585 2021/02/10 2月風物詩・季節行事2月14日はバレンタインデーです。
バレンタインデーといえば、女性が男性にチョコレートを贈ることで愛の告白をする日として親しまれています。
デパートやスーパーでは、ショーケースに多くの種類のチョコレートが並べられる一大イベントセールになっています。
しかし、「バレンタインデーにチョコレート」というのは日本特有の習慣です。
海外においては、バレンタインデーにチョコレートを贈るということはありません。
バレンタインデー自体は、ローマ帝政時代に実在したキリスト教の司祭であるヴァレンティヌスに由来しています。
当時のローマ皇帝のクラウディウス2世は、愛する女性を故郷に残すと戦いの士気が下がると考え、若い兵士の婚姻を禁止していました。
そんな若者たちに憐れみを感じたヴァレンティヌスは、こっそりと結婚式を挙げてあげました。
ところが、皇帝の逆鱗に触れ、2月15日の豊穣祭であるルカペリア祭りの前日に処刑されます。
元々、古代ローマにおいては、ルカペリア祭りの前日の2月14日は結婚の守護神である女神ユノーの祝日とされ、男女の出会いの日として親しまれていました。
それが、2月14日に恋人たちの愛のために犠牲となったヴァレンティヌスの逸話を重ねて、「恋人たちの日」として認知されるようになりました。
ちなみに、日本でバレンタインデーにチョコレートを贈ることが定番化したのは、1958年の2月からです。
当時、新宿伊勢丹デパートに出店していた有名なメリーチョコレートが「バレンタインセール」を行ったのが始まりです。
要は、セールスプロモーションが大成功した例と言えます。