私がある商店街で買い物をしていた時にかなりインパクトのある歌詞が私の耳に入ってきました。その歌詞の中で「親が泣かなきゃ、何でもやります。」とか非常に笑える歌詞が入っていたのです。買い物途中の私はその歌詞を聞いて思わず「クスッ」と笑ってしまいました。

おそらく、私の近くの人は私のことを気持ちが悪いと思ったのかもしれません。まあ、確かに「何でもやります」とかそのようなことをお手軽言う人もいる中で何でもやるの前に「親が泣かなきゃ」という言葉をつけるだけでできることが極端に減るのがなんだか非常に笑えますよね。

ただ、私は日ごろの仕事としてやっている教員という仕事で生徒が「何々大学に行きたいので何でもやります」と言ってくる生徒はいるのですが、彼らの多くは、参考書一冊すらなるのがたいへんです。このようなぬるいこともできなかった元高校生が大人になったとたん「なんでもやる」と言っても説得力はないですよね。

私の持論として勉強すら満足にやってこなかった人間が社会に出て難しい壁にぶち当たったときにそれを乗り越える力はないと私は思っているので、私が教えている生徒には基本的にいきなり私立文系という暗記だけで合格するような簡単な大学を志望校にするのではなく、文系でさえ数学も二次試験で使うようなまともな大学の入試を見据えた指導を行っています。

私の指導は厳しいですが、後々になって進路変更したくなった時にも進路の幅があるので私の指導は間違っていないと思っています。