なぜ、約束の時間を守らねばならないのか。
朝礼ネタ4556 2021/01/14 尊敬する人「約束の時間を守らねばならない」というのは当たり前ののことです。
人との待ち合わせ、品物の納期、書類の提出、会議への出席などなどの時間や期限を守ることは、
社会人として人として基本中の基本で、
社会生活を送る上での常識であることは論を待ちません。
それではなぜ、時間の約束は守らねばならないのでしょうか。
「え?それもまた当たり前で常識じゃない」と誰もが言うでしょう。
そうです。約束の時間が守られなければ、相手が困るからです。迷惑がかかるからです。
特に仕事に関連する場合は、とんでもない損失につながりかねません。
しかしそれでは例えばプライベートでの約束などで、
大して相手が困ったり、相手に迷惑がかからなければ、
約束の時間を違えても構わないのでしょうか。
「いいよ、いいよ。どうせ暇だから」と相手が言ってくれれば、
実際それで済ます人もいるのでしょう。
でもちょっと待って下さい。
あのホンダの創始者・本田宗一郎氏は、時間についてこう言っています。
「世の中、時間が全てなんだ。
時間というのは、過ぎ去ってしまえば絶対に取り戻すこのできない、
人の一生でただ一度だけの、この上もなく貴重なものなんだ」と。
確かに過ぎた時間は、何億円何兆円のお金を積もうと戻ることはできません。
それは泣こうが喚こうが、代わりに命を差し出そうが、決してできない相談なのです。
約束の時間に遅れるということは、相手のそんな絶対的に大切なものを、
浪費させてしまう行為なのです。
本田宗一郎氏は、だから時間の約束を破らないように最大限の努力をしました。
そしてそれは他人様に対してのみならず、自分の時間に対しても同様でした。
この話は私にとって目から鱗でした。時間の本質を認識させられました。
がしかし、さてそれを実践できるかどうかはまた別問題ですが。