詩人でもないのに「ポエム」ばかり
朝礼ネタ4443 2021/01/01 社会・経済「私にはしっくりきます。」という表現を頻繁に使う人がいます。
しかし、彼らはどうして「しっくりする」のかということを全く言いません。理由を言わないので、その根拠は本人以外は全く理解できません。彼らは「私は何々だ。」と書いてすべて個人的な嗜好に落とし込めばすべていいと思っている節があるようにあるのです。
つまり、数学の証明が難しくてだれも理解できないというレベルとはこの問題は全く異なるのです。なぜならば、数学の証明が理解できないのは理由が書いてあってもその理由が分からないからです。しかし、ここでいう「わからない」はそのような説明されても分からないということとは違うのです。
だから、「私にはしっくりきます。」という表現を頻繁に使う人という人が書いた文書というのは結果としてほとんどポエムのようになってしまうのです。
「私にとってはしっくりきます。」とか「個人的には何々だと思います。」という表現ばかり書かれると他人はそれを理解できません。感想でも何でも自分で思ったなりの理由を書かないと他人には理解できません。
その根拠を言わないとそれはだれにも伝わりません。つまり、彼らはその根拠を自分の心の内だけに求めてしまっているので人には伝わらないのです。
なんでもかんでも個人の嗜好の問題に置き換えると困ります。
何かを主張しているにもかかわらず、その理由さえ書いていないものはポエムですね。
文章を書かせると最近ポエムのような文章を平気で書いてくる大学生いると大学に勤める友人は嘆いていました。