日本人は失敗を恐れて過剰なまでに他人の顔色をうかがったり、イノベーションを起こさない傾向にあるらしい。

実際わが社の社員にも全く同じような傾向がみられ、特に若い世代ほどこれが顕著と見受けられる。
今日はそんな君たちにトーマス・エジソンの名言を送りたい。
君たちも1回は聞いたことがあるからもしれないが、
「失敗は成功の母である」という言葉である。

失敗と聞くと「他人に叱責される」「人に迷惑をかける」「損害を与える」「申し訳ない」など悪いイメージばかり付きまとうかもしれないが、実はそうではないのである。

例えば君が何かに失敗したとすれば、それは失敗したというよりは「うまくいかない方法を見つけた」と捉えることができる。
成功するためにはこの「うまくいかない方法」をいくつも発見することは必要不可欠であるし、この「うまくいかない方法」をいくつも発見して、あらゆる可能性を排除していった上に成功があるのである。

とはいえ、自分が失敗の第一人者になるのが怖いという気持ちは十分に理解できる。だから、わが社では社訓に「他責性の否定」を掲げている。

すべての失敗は個人ではなく、チーム全体の失敗と考え、失敗を容認する風土を作るために日々邁進している。

だから、各々も失敗を恐れる必要は一切ないし、また、失敗した社員がいても決して責めたりしないでむしろ「うまくいかない方法」を見つけた貢献者として見る姿勢が大切ということを忘れないでほしい。