販促を容易にしたオンデマンド印刷
朝礼ネタ4298 2021/01/01 ビジネス効率化企業というのは、新製品の紹介や会社概要の案内、キャンペーンの開催など、1年の内に何回もチラシやパンフレットの印刷を発注するものです。
従来、チラシやパンフレットなどを制作する場合は、最初に「版」を作り、それを機械にセットして大量に刷っていく方法が採られていました。
つまり、最初に版を作るため、その製版代が印刷料金に上乗せされます。
従って、コストの関係から、大量の部数を作らないと単価が高くつき、経費倒れになります。
そこで、中小企業はパンフレットを作る場合、大量に作ったものを何年間にも分けて使用するようにしていました。
そのような中小企業の悩みを解決したのが、「オンデマンド印刷」です。
オンデマンド印刷では、従来のような版を作らずに、デザインのデータを直接機械に送って刷る方式を採っています。
要するに、パソコンとプリンターの関係と同じということです。
また、「オンデマンド」という言葉の意味は要望に応じるということであり、50部や100部といった少ロットの印刷も受付けています。
しかも、製版という作業が無いため、すぐにでき上ります。
オンデマンド印刷によって、必要な部数だけを作ることができ、費用対効果を気にしなくて済むようになりました。
さらに、少ない部数の発注が可能なため、数パターンのパンフレットを作り、クライアントやユーザーの反応を確認することができます。
評価の良かったパターンのパンフレットを追加印刷するというテストマーケティングもできるため、販促の効率化にもつながっています。