相手に伝えるための箱
朝礼ネタ4264 2021/01/01 コミュニケーションビジネス心理・メンタルあなたは誰かにいくつか、複数のことを伝えなければならない時に意識していることはありますか?
ただ単に相手に伝えるだけでは、最初に伝えたこと、もしくは印象の薄いものから忘れられてしまうかもしれません。
では、どのようにして相手の記憶に自分の伝えるべきことを残しておいたらいいのでしょうか?
それは、相手の中に箱を用意してあげることです。どんな箱かというと、あなたが伝えたいことを入れるための箱です。
「話があるんだけど…」と話し始めるのではなく、「話が3つあるんだ。一つ目はね…」と、このように話し始めるのです。
最初に「話が3つある」と伝えることで、相手の頭の中に箱を3つ用意させます。
そこで、「一つ目はね…、二つ目は…」と話していくと、相手は用意した箱の中にあなたの話を一つずつ入れていくことができ、記憶されやすくなります。
これは、自分自身が何か記憶しておく時にも役に立ちます。
例えば、簡単な買い物。牛乳、豆腐、きゅうり、にんじんを買わなければいけないとして、この程度ならメモはいらないと思って出たら、買い忘れがあった、という経験のある人は少なくはないのではないでしょうか?
「買う物は4つ」と記憶しておくと、案外覚えていられるものです。
ただ、箱の中身が複雑な場合は、できれば箱は3つ程度にしておきたいものです。そのためには、自分自身も相手に伝える内容を整理しておく必要があります。だらだら話さず、整理して完結に伝えたいですね。