タイプ別「NO」と言う対策法
朝礼ネタ4065 2021/01/01 コミュニケーションビジネスライフハック「どうしてこの仕事引き受けちゃったんだろう」と後悔した経験はありませんか。
ビジネスシーンにおいて誰かに頼ってもらえるというのは、本来ありがたいことです。
とはいえ、後先考えず請け負うばかりでは、いつまで経っても余計な仕事を抱えた現状から脱出できません。
幸いなことに、昨今は「仕事の断り方」で検索すれば、角の立たない断り方をいくらでも知ることができます。
とはいえ、知識として理解したところで、自分のメンタルに基づく「断れない理由」を把握できていなければ、即実践に繋げることは難しいといえるでしょう。
あなたが仕事を断れない心理的要因は何なのか、これから紹介するタイプを参考にしながら振り返ってみましょう。
まず、最初にご紹介するのは、「とにかくデキる人に見られたい」タイプです。
スケジュールから見て、どう頑張っても無謀であるとわかっているのに、「承知しました! やらせてください!」と引き受けてしまうタイプです。
責任感の強い頑張り屋とも言えますが、無理をした結果、納期に間に合わなかった、求められていた成果に届かなかったのでは本末転倒です。
周囲からデキる人だと思われたい気持ちはわかりますが、まずは「何でもかんでも引き受ける人=デキる人」という思い込みを捨てることから始めましょう。
あなたが責任感のある頑張り屋であるとアピールできるシーンは、もっと他にあります。
一度冷静になって、周りを見渡してみてください。
続いてご紹介するのは、「協調性こそ何より大事」タイプです。
仕事を依頼されると「断ったらこの人困るんだろうな」「傷付くだろうな」「嫌われるかもしれない」などの思いが頭の中を駆け巡った末、つい引き受けてしまいます。
しかも断ったら断ったで、「断ること=悪いこと」の等式が出来上がっているものですから、当然自己嫌悪に陥ります。
そうなると、プライベートまで巻き込んだ全体的なパフォーマンスの低下に繋がる恐れもあります。
上手な断り方を知っておくことはもちろんとして、日頃から職場で「この人、はっきり物が言えて羨ましいなぁ」と思える人の立ち振る舞いから見習えるところを探してみましょう。
さて、ここから先はおまけですが、「上手に断れないのは全部自分のせいだ!」という思い込みに捉われている人ほど、この罠に陥りがちです。
そもそも、相手の頼み方が交渉術として優れている可能性があります。
せめてドア・イン・ザ・フェイス・テクニックやローボール・テクニックなどの定番は押さえておきましょう。
交渉術の詳しい内容まで覚えなくても、「この頼み方の裏にはテクニックが潜んでいるかも」と気を配れるだけで、断れる確率はぐっと高まります。