クリスマスの歴史と日本のクリスマス
朝礼ネタ4016 2021/01/01 12月12月に入ると、テレビやお店ではクリスマスに備えて新商品や特番の宣伝がうんざりするほど多くなると思います。ですが、皆さんそもそもクリスマスってなんの日かしっていますか?
知っている人もいると思いますが、クリスマスはキリストの誕生を祝福するキリスト教の祝日です。ですが、実はこの日がキリストの誕生日ではないのです。キリストの誕生日がいつかであるかは誰もわからないのです。
では、なぜこの日がクリスマスとしてキリストの誕生を祝うことになったのかというと、古代ローマのサトゥルナリア祭というお祭りが元になっています。このお祭りはギリシャ神話の神、クロノスの封印が解放されるときのお祭りでしたが、ローマでキリスト教が国教となって以降、キリスト教をローマの人にも身近なものにするためにクリスマスというものに変えていった歴史があります。ちなみにクリスマスにプレゼントを贈る習慣も、サトゥルナリア祭の習慣の名残と言われています。
そんなクリスマスが日本に渡ってきたのは戦国時代にフランシスコ・ザビエルが信徒と共にミサを行ったのが始まりと言われています。
戦国時代にはある程度広まっていたようで、キリシタンはもちろんのこと、織田信長と松永久秀がクリスマスの日に一時休戦したという記録も残っています。
クリスマスは江戸幕府の禁教令により一時はなくなりますが、明治時代に禁教令が廃止されると再び少しずつ日本全国に広がっていきました。
現在のように限定商品などの商品が発売され始めたのは意外かもしれませんが1910年に不二家でクリスマスケーキを売り出したのが始まりです。その後も第二次世界大戦が始まるまでは今と同じような雰囲気で商品を売っていたようです。
みなさんも12月は何かと忙しいと思いますが、一旦落ち着いて身近なことを調べてみてはいかがでしょうか?