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聴き上手を目指すうえでやってはいけないこと

  朝礼ネタ3796  2021/01/01  コミュニケーションビジネスライフハック

聴き上手になりたいと思ったことはありませんか。
聴き上手のメリットとしては、とにかく人に好かれます。
プライベートで役立つのはもちろん、顧客や同僚、上司にも好印象を持ってもらいやすくなります。
スキルとして極めれば、カウンセラーを始めとする専門職も目指せるかもしれません。

今回はそんな聴き上手を目指すうえで一般には良い聴き方とされているが実は効果が薄い、むしろ逆効果ではないかと考えられるテクニックをご紹介します。
あなたも間違えて実践していないか、見直してみてはいかがでしょう。

〇 他人の目を見て話す
「他人と話すときはちゃんと相手の目を見なさい」と親や教師から教わった経験は、誰でもあるでしょう。
では、そんなあなたに質問です。
プライベートでも職場でも構いませんが、これまで他人と一対一で話してきて「この人あんまり私と目を合わせないなぁ」と感じた経験は何回ぐらいありますか。
正直なところ、相手がよっぽど不審に目線を泳がせでもしない限り、「記憶にない」のではないでしょうか。

誰かと話をしたとき人の記憶に残るのは、結局のところ「その人とどれだけ話が弾んだかどうか」なのです。
ここで面白いのは話が弾んだ場合、「相手はあなたの目をよく見て話す人でしたか?」と尋ねると、相手が積極的に目を合わせる人であろうとなかろうと「よく見て話すだったよ」と好意的に捉える人が多いところです。
人間の記憶とは、そういうものなんですね。

アイコンタクトは「聴いていますよ」という態度を示す意図で、ときどき相手の目を見る程度で充分です。
じっと見過ぎていると、相手は威圧感を覚えて、返って本音を打ち明けづらくなってしまいます。
そして、目を合わせるときは素早く、目を逸らすときは惜しむようにゆっくりとを意識しましょう。

〇 身を乗り出して話を聴く
浅く腰掛けて身を乗り出した姿勢は、あなたの話に興味をもっている証──ではあるのですが、やはりこれもやり過ぎはNGです。
実際にこの姿勢で話を聴かれるとわかるのですが、どうにも詮索されているような気がして落ち着きません。
さらに前のめりになると、必然顔の角度が下がって見上げるような見方になってしまいます。
この見方は、相手に猜疑心の印象を与えます。

話を聴くときの姿勢としては、相手に違和感を与えない程度に相手の姿勢をマネると良いでしょう。
相手が自分の話にノッてきたら、自然と前のめりになってくるはずです。
こちらが身を乗り出すのは、そのタイミングで良いでしょう。

聴き上手を目指すうえでは、まず姿勢・態度が大事です。
今日から気軽に実践できる内容なので、ぜひ試してみてくださいね。

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