その言葉、本当に相手に理解されていますか
朝礼ネタ3639 2021/01/01 コミュニケーションビジネス社会・経済突然ですが、みなさんは横文字についてどのような印象を持っているでしょうか。正直なところ、私は苦手です。
テレビを見ていても、時折コメンテーターが横文字を使って言葉を話すことがありますが、私には何を言っているのか全くわからないことが多々あります。
例えば、次の言葉について意味が分かっている人はこの中にいるでしょうか。
ワイズスペンディング。
ダイバーシティ。
サスティナブル。
3つとも、ある知事が演説において使用した言葉です。
大事なことなのでもう一度言います。私には何を言っているのか全く分かりません。
もちろん、正しく理解できている方もいるかもしれません。ですが、演説という不特定多数の有権者に対し訴える場において、理解され難い言葉を使うことはいかがなものかと思います。
言葉というのは、相手に理解されなければ意味がありません。
よく、国会議員の会見においても、「そういう意味で言ったわけではない」といった言い訳が目につきます。それはつまり、自分の言葉遣いが悪かったがために意図せぬ理解をされてしまったということでしょう。
横文字についても同じようなことが言えます。
それが例えば学術会議の場であれば、専門用語が飛び交っても参加者達はその分野の専門家たちでしょう。話している内容も理解できると思います。
では、仮にその中になぜか素人が混ざっていたとしましょう。その人にも理解できるように説明しなければならないとしたら、極力難しい言葉は使用せずに説明する必要があるでしょう。
ようするに、私が言いたいことは、自分の意図を正しく理解させたいのであれば、その場の人間に合わせた言葉を使う必要があるということです。それは、円滑なコミュニケーションを図るために大事なことだと思います。
ぜひ、みなさんにも心がけてもらいたいと思い、この場を借りて話をさせていただきました。