りんごの木を育てるということとは
朝礼ネタ314 2021/01/01 経営リンゴの木を育て、おいしい実を実らせ、収穫し出荷してお客様においしいと言ってもらうまでには、リンゴの苗を土に植えるだけではリンゴの実は実らないのです。
先ず土を耕し、良い土をつくり、土を育てるところから始めます。
日光に当て、水や肥しをやることも必要です。
水や栄養ばかりをやりすぎても木は腐ってしまいます。
雨や風や台風や干ばつにも耐える必要があります。
自然の原理と戦いながら人の手で虫がつかないように管理したり、リンゴの木に人の手が加わり愛情を注いで見守った結果、初めて実をつけるのです。
またリンゴの実か実ったとしても木に実っている果実をそのままにしておけば鳥や害虫、野生の動物に喰われてしまうかもしれません。
またほっておいたら腐って木から落ちてしまいます。
おいしいリンゴの実を育てて収穫して出荷するにはそれまでのとてつもない労力と人の手が掛かっています。
これは会社も同じです。
会社組織に入っているからと安心して怠けていたら土や根っこは乾いて腐ってしまいます。
土や根が腐ったり乾いたりするとリンゴの実はつきません。
せっかく実ったとしてもほったらかしの果実は他の動物に食べられてしまったり、せっかくできた良い商品がお客様の手元に渡らなければ良い商品を分かってもらうこともできません。
おいしくないリンゴができても商品として売れません。
おいしいリンゴの木を作る人は一日もリンゴの木から目を離すことはないそうです。
自分たち会社組織も同じです。
仕事に対して各個人責任を持って、皆で良い土になるよう耕して、肥料や水という努力や労力、技術を注いで、リンゴがお客様の手に渡って、おいしかったと感謝され、また食べたいと言ってもらえるまで努力していかなければならないと思います。
会社として利益という実を実らせるために、全社員が細部に気を配ることがおいしいリンゴを育てることができるのではないでしょうか。