勝利のガッツポーズ誕生と、勝利できないガッツポーズ!
朝礼ネタ305 2021/01/01 スポーツガッツポーズの元祖はガッツ石松!ということをご存知の方はけっこう多いかもしれません。
1974年ボクシングガッツ石松がチャンピオンのロドルフォ・ゴンザレスよりWBC世界ライト級王座を奪取し、両手を挙げて喜びを表わした姿を新聞記者が「ガッツポーズ」と表現したのが始まりとのことです。
さてこの勝利の喜びを表す「ガッツポーズ」によって勝利が取り消されるスポーツがあることをご存知ですか? それは「礼に始まり礼に終わる」そう剣道です。
剣道は茶道や華道のように精神性に重きを置いています。
自身の勝利に酔いしれるガッツポーズは試合後も相手に礼を尽くしお互いの健闘を称える精神から外れるとみなされるのですね。
実際に試合で一本を取ったあと、極々小さなガッツポーズをしてしまったために取り消しとされてしまった映像がテレビで紹介されたこともありました。
この映像私も見たのですが、本当に小さくこぶしを一瞬ググ!と握りしめたのを見逃さない審判にも驚かされました。
他にも相撲や柔道でも「敗者への配慮に欠ける」として度々「ガッツポーズ」は問題視されてきたようです。
”道”と名の付くスポーツではガッツポーズは注意が必要のようです。
私個人としては勝利の喜びを全身で表す選手たちの姿は大好きですし、勝利した時には反射的にガッツポーズをしてしまいそうになりますが、礼を重んじる日本の武道で勝者も敗者もお互いを静かに称えあう姿も、それはそれでなかなか魅力的なものだと思いま