クッション言葉を活用して思いやりがある声掛けを
朝礼ネタ2690 2021/01/01 コミュニケーションマナー笑顔突然ですが、上司や同僚に話しかける時、皆さんが心掛けていることはありますか?
私は、いつもお話をしても良いかどうかを相手に尋ねています。
皆さんは、目で見て相手が忙しそうかどうか判断していると思います。
実は、それよりもっと簡単な方法があります。
私は、話しかける時に「○○さん、今、お話してもよろしいでしょうか」と言っています。
いきなり「○○さん、なになにの件ですが…」と話をされたら、びっくりしますし、ちょっと待ってほしいなと思う時もあります。
相手から「大丈夫ですよ」とか「ちょっと待ってね」と声がかかると、今の状態がわかりますし、安心して話しかけることができます。
それに、報告が終わったら「以上です」で閉めましょう。
その一言を添えるだけで、報告がいつ終了するかがわかるからです。
では、例えば鈴木さんという上司に、業務の状況を伝える設定で初めから終わりまで言ってみます。
「鈴木さん、今、お話をしてもよろしいでしょうか。業務の状況を報告します。
現在70%進んでいて、明日の朝には納品できそうです。以上です。」
いかがでしたか。
今、話しかけて良いかを確認することで落ち着いて報告ができ、相手の方も聞くことに集中できるでしょう。
この方法を「クッション言葉」と言います。
直接口頭で報告をする場合は、相手の都合を優先しなければなりません。
一言を添えるだけで、相手への気遣いになるのでおすすめです。
声掛けの仕方は、皆さんが言いやすい言葉を考えてみてはいかがでしょうか。
同僚同士で仲が良い間柄であれば、「今、お話をしてもよいですか?」で良いと思います。
クッションって手触りが良いと気持ちが良いですし、安心できます。
声掛けもそれと同じです。
この声掛けの方法は、就労訓練施設で学びました。
コミュニケーションの訓練があり、その中で支援員が教えていただきました。
訓練を受ける前は、私もいきなり本題に入っていましたし、「以上です」とは言っていませんでした。
業務に没頭していると、忙しさから表情が硬くなってしまったり、ささいな気遣いを忘れてしまったりすることがあります。
私も後で自分の対応の仕方を振り返って「ちょっと冷たかったかも」と反省することしばしばです。
皆さんもぜひ使ってみてください。
自然に気遣いし合って、思いやりあふれる空間を作っていきましょう。