株主優待クロス取引にはまる人々
朝礼ネタ2634 2021/01/01 社会・経済趣味私が株式投資をやっているという言うと、ちょっと株式投資をやったことがある人が探りを入れるために私に声をかけてくるということはあります。
しかし、最近はどうもその様子が違うのです。最近はテレビや雑誌で株主優待をただ取りするだけの「クロス取引」という手法を大々的に宣伝しているので、私が人前で株式取引をやっているというと、どういうわけ私も「クロス取引」をやっている人という風に見られるらしいのです。
このクロス取引という手法は何のリスクも取らずに株主優待だけを手に入れることができる手法なので、お金さえあればだれでもできるやり方なので「株式取引なんて値下がりリスクが怖くてとてできない。」というチキンな人でも信用取引を活用してそれにはまります。
しかし、彼らはとにかく優待だけが目当てなので優待を取る方法は非常によく研究しますがそれ以外の株式取引はやりません。つまり、株価の値上がり益も会社からの配当金と一番甘い汁を吸わずに単なるおまけである株主優待だけをせこせこと取得しているのです。
どんなことでも普通は今やっていることよりも来年再来年と年を経ていけばより効率のいいやり方を模索していくものですが、株主優待クロス取引にはまった人というのは株主優待クロス取引という安全な取引手法から一歩足を踏み出して船出をしようとは思わないようです。
つまり、株主優待クロス取引にはまる人というのは非常に保守的で、それでいで自分が保守的なことに気がつかない人たちが多いのです。