日本全国にある銀座の元祖は中央区の銀座
朝礼ネタ2633 2021/01/01 地域情報日本全国にある商店街では、「銀座」という名前の付いているところが数多くあります。
そのほとんど全てが、中央区にある銀座を真似たものです。
それほど、海外のブランドショップなどの高級店が並ぶ銀座は商店街の象徴になっています。
銀座という地名は、江戸時代初期の1612年に銀の鋳造所(銀座役所)ができたことに由来しています。
現在で言うと、銀座2丁目のティファニー付近になります。
当時の町の正式名称は「新両替町」で、銀座というのは通称に過ぎませんでした。
正式に銀座が町名になるのは、明治2年(1869年)のことで、1丁目から4丁目までありました。
その銀座は大正12年(1923年)の関東大震災で壊滅します。
当時、不燃を謳って建設された煉瓦街は大地震では倒壊しなかったのに、不燃のはずの建物が火事で焼け落ちるという意外な結末になりました。
銀座はほぼ焼け野原に変貌しますが、それでも商店主たちは銀座の復興を目指します。
現在の銀座は日本で新宿に次ぐ売上を誇る商店街になっています
ところで、銀座にはJRが通っていません。
その代わり、銀座線、丸ノ内線、日比谷線、有楽町線、都営浅草線の5本の地下鉄が走っています。
その地下鉄の中で、日本で最初にできた地下鉄が銀座線です。
東京地下鉄道という会社が建設の免許を得たのは、大正8年(1919年)です。
浅草ー上野間開通が昭和2年(1927年)、京橋ー銀座間の開通が昭和9年、そして、昭和14年に新橋ー渋谷間が開通して銀座線が完成します。
日本で2番目の丸ノ内線ができるのは昭和32年(1957年)です。