サッカー日本代表の元監督である岡田武史さんは「もし真剣に勝ちたいのであれば、これでは勝てないからこうしてくれと言うべきだ。みんなで慰め合っていては勝てない。」という名言を残したことがあります。
これは自身が監督をしていた時代に感じたことだと思われますが、特定の目的を達成するために何をすべきか？を分かりやすく表した言葉です。

スポーツだけではなくて、ビジネスにおいても成功とされる状況をもたらすには同じような部分はどうしても必要でしょう。
ビジネスにおいてもチームで何らかの失敗をすることはありますけど、そのチーム内で慰め合っている状況に特に意味はありません。
チームにはリーダーや責任者がいるはずですが、その人物に対して言いたいことを、必要なことを言うべきです。

遠慮してしまうような立場の人間に対して本音を言える人間がチーム内にいないと、その組織は成長できません。
そして、チーム内には今の自分たちが抱えている問題点をきちんと認識できる人物も必要です。
そういった人物がいないと、リーダーや責任者に意見を述べることがまずできないからです。

つまり、スポーツにおいてもビジネスにおいても、組織が成長していくために必要なプロセスは同じだと思います。
私は普段から何らかの組織で仕事をすることが多いですが、そのときには失敗を克服するために必要なこと、組織が成長するために必要なことを考えて、それをリーダーや責任者、そしてその他の人たちと共有していきたいと考えています。