成長が最終到達点になってはいけない
朝礼ネタ2425 2021/01/01 自己啓発「成長したい」という言葉を使う人は非常に多いです。
確かに「成長する」という言葉は、イメージ的に良いものかもしれませんが、成長それ自体が何らかの意味を持つわけではありません。
成長は本来私たちが目指すべき最終到達点ではないのです。
例えば、握力が今まで30しかなかったのが50になったとしたら、それは成長でしょう。
しかし、握力が増したことで何のメリットが生まれたのか?そこを意識しないと、握力が増した意味はありません。
握力が大きくなったことで、その人は何ができるようになったのか?逆に言えば、何を目指して握力を大きくしようとしたのか?そこを答えられない人が多くいると思います。
つまり、成長をしただけでは自己満足の領域になってしまうために、成長したものを使って何ができるのか?が重要だと思うのです。
就活生が面接を受けるときにも口にする言葉ですけど、社会人となった人においても「成長」というワードは多くが使っています。
しかし、何のために成長をしたいのか?そこをはっきりさせたうえで、自分の能力を磨いていくことをしないと、その成長は何の意味があったの?と、後で突っ込まれてしまい、それにかけた時間はなんだったの?とも言われてしまう可能性があります。
私は目的というか、最終到達点を頭に描き、それに必要な手段を講じることを成長と捉えて、成長それ自体が最終到達点にならないように、日々の仕事をしながら能力を磨いていきたいと考えています。