一を聞いて十を知ることは難しいこと
朝礼ネタ2354 2021/01/01 故事ことわざ営業世の中には一を聞いて十を知るということわざがあります。十を知ることなど所詮できないのですが、少なくとも三から四は必要なのではと思います。
そういう自分は全く出来ていないので大きなことは言えませんが、そのような努力は続けたいと思っています。
では、三、四を知るとはどういうことをすれば良いのでしょうか。例えば上司の方に「あの得意先の最近の業績を調べなさい」と言われたならば、当然そのことについて調べて報告をすればこと足りますが、三、四になるには、更にどうしてそのことが必要なのかを考え、関係ある事柄についても調べておくことではないでしょうか
更に言えば何の目的なのか、についても考えて置くと次の指示に敏速に対応することが出きるでしょう。
上司の立場に立ち、何を考えているのかが分かるようになれば良いと思います。この場合は、上司は、その得意先についてやや信用度が下がっているので与信はこのままでよいものかと考えているかも知れません。
「体調はどうだ」と気軽に聞かれても、よく考えなければなりません。上司は自分の事を心配するだけの根拠があるのかも知れませんので、「調子は良いです」とはいっても、健康診断の結果をもう一度見直すとか、食生活を見直すとか、残業をし過ぎていないかなどをチェックする必要があります。
上司の一言は何かの目的を持っている可能性がありますから、「最近は疲れています」などと応えてはいけません。大事なプロジェクトを考えているかも知れないのですから。
私は、決して「十を聞いても一しか分からない」人間にはならないようにしたいと思います。