出会いと別れの季節「お餞別」
朝礼ネタ2297 2021/01/01 3月春の中でも3月は転職や引っ越し、出会いと別れが重なり合うシーズンです。
遠くへ行かれる方に「お餞別」としてお菓子などのギフトで贈り物をされることも多いでしょう。
本来「お餞別」とは遠くへ旅立つ人にはなむけの気持ちを込めて金品(現金)を贈る事だそうです。
昔は今と違い、旅は手軽で安全なものという認識はありませんでした。
旅立つ人に贈る餞別はお別れのしるしでもあったそうです。
この現代社会はとても便利で、会いたい人へすぐに会いに行けたり、すぐに連絡をとることができます。
当たり前の環境になれてしまうと、もちろん相手を想う気持ちに変わりはなくとも、
万一の時に、大切な事や相手に対する想いを伝える事を見落として後悔してしまうことがあると思うのです。
3月という節目の季節だからこそ、大切な相手にむけて「おめでとう」「ありがとう」「これからもよろしく」「がんばってね」
そんな思いをお餞別と共に伝えてみてはいかがでしょうか。
因みに「ハンカチ」は餞別品に不向きだそうです。「手巾(てぎれ)」と書く為、縁切りを連想させるのだそうです。
同様の理由で刃物(ペーパーナイフ等も)好ましくないそうです。
「言わなくても伝わる」事は素晴らしい事ですが
言わないと伝わらない事を行うともっとパーフェクトだと思います。
何をつたえようか、何を贈ろうか。そんな相手に対する想いは
相手にとって一番の贈り物であり、あなた自身に対する自己啓発であるとも考えられます。
ぜひ試してみてくださいね。