社内研修の開講での挨拶
朝礼ネタ2287 2021/01/01 12月本日の研修会には社内で将来が期待されている中堅社員の中より選抜されたメンバーに集まってもらっています。
研修の目的は自分磨きと部下の育成についてです。
すべての研修会に言えることですが、皆さんそれぞれが自分なりの研修を受ける目的を持っているかがとても重要で、それの有無によって同じ研修を受けても得るものみ大きな違いがでてしまいます。
開講にあたっての挨拶として少し話をさせてもらいます。
皆さんは『閾値』と云う言葉を聞いた事があると思います。
閾値は様々な意味を持っていますが、概要はもの事が変化する点を表する言葉で、一般的には境界線に近い意味でつかわれています。
この閾値に達するまでは何も変化しなかったものが、閾値を越えた時点で大きく変化したり、新しい何かに気付いたりします。
良く例えられるものとしてスポーツ能力の向上があります。
何かのスポーツにおいて自分の100%以下の負荷でトレーニングしても100%時の能力に変化は生まれません。
でも、短時間でも120%の負荷をかけることで自分の100%時の能力が高まることが期待できるのです。
研修も同じです。
自分が理解できる範囲以内とか対処できる範囲以内のことをしていても自分の閾値が高まる事はありません。
能力以上の事に挑戦すると失敗することもありますが、その失敗が次の成功の糧になることを意識してください。
本日の研修会で何を所得して何を今後に役立てるかは人それぞれです。
でも、漫然と受講するのではなく、自分の理解や対応力の限界を越えている事項についても記録と記憶に留めて、研修の後に各自で調べて自分のものにするようにしてください。
丸一日と長時間の勉強会となりますが、各自が高い意識を持って研修を受講してください。