無理のサービスで企業イメージ向上
朝礼ネタ2249 2021/01/01 社会・経済経営2018年10月の第42回世界オセロ選手権で、小学生の福地啓介くん(11歳)が見事優勝し、最年少記録を更新した、というニュースはみなさんご存知のことと思います。
日本へ帰国の際、福地くんを含むチームジャパンは、ANAを利用しましたが、その機内で機長から「先日行われたオセロ世界選手権で最年少優勝を果たした福地くんがこの飛行機に機上しています。優勝おめでとうございます。」とアナウンスすると、お客様は大いに喜び、機内は祝福モード一色となりました。
さらに、機長は続け、「実は、福地くんが記録を更新する前の最年少優勝記録を持っていたのは私です。その記録を大幅に更新する大変な快挙です。本当におめでとうございます!」とアナウンスすると、お客様は大いに喜び、大いに盛り上がったそうです。
私はこの話を聞いて、ANAは粋なはからいをする会社だ、と思いましたし、この機長をこの日のフライトにシフトすることに対して、ANAとしてはほとんどコストを掛けていないと思います。
しかし、お客様は大いに喜び、ニュースにもなり、その話題性からもANAの知名度や企業イメージはますます向上したのではないでしょうか。
このようにコストを掛けずに、無料でお客様に喜んでもらえるサービスもあります。我々もそうした視点から、お客様に喜んでもらえるサービスを提供できないか、そういったことを考える、一つのきっかけになれば良いな、と思い紹介させていただきました。