時にまつわる二つの名句

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  • ゆく川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず 鴨長明

    方丈記の冒頭で語られる有名な句ですね。毎日毎日を同じように積み重ねていているようでいて、実は一日として「同じ日」はありません。
    朝、いつもと同じ時刻に起床し、いつもと同じ朝食をとり、いつもの服に着替え、いつもの道をたどって出勤・登校する。

    学校や会社で会う顔ぶれはいつも同じかもしれません。でも、会う人の心の中はどうでしょう。
    ある人は、家でケンカをしてきたかもしれません。
    ある人は、子供の笑顔に見送られて出社してきたかもしれません。
    毎日同じように見える人でも、日々違っています。

    ゆく川の流れのように、水は尽きずに流れ続けます。水の表面だけ見たら、全く同じ川面かもしれません。
    しかし、その水の中身は毎日少しずつ違っているかもしれないのです。

    会社や学校はそのいくつもの水の流れが合流する大きな池であり、大きな川の始まりです。
    一人ひとりの心のありようが、その集合体であるチームや組織に影響を及ぼすのです。

    時は流れない、それは積み重なる。 1990年代のウイスキーのCMのキャッチコピー

    毎日毎日、流れて行っているような日々でも、川底にはいろいろなものが堆積しています。
    お客様との商談で、昨日見たテレビの話題が役立つかもしれません。
    今は無意味に思える数学の授業が、論理的な思考力を鍛える基本になるかもしれません。
    かつての部活動で発揮されたチームを引っ張る力が、プロジェクトを成功に導くかもしれません。

    過去に通ってきた道筋、川筋にたまっているものは着実に積み重なっています。
    それを、生かすも、殺すも、「今日」の自分自身のありかたによります。

    毎日を新鮮に生き、積み重ねてきた経験を活かすことでよりより明日が手に入るかもしれません。




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