女子ゴルフ観戦から学ぶこと
朝礼ネタ2067 2021/01/01 スポーツ私はテレビで女子ゴルフをよく観戦します。女子ゴルフは最近人気のスポーツで、いまや男子ゴルフの人気を上回り大会の数は年々増えています。多くの企業がこれという選手をスポンサードし、企業イメージを高め大会を大いに盛り上げてくれています。
表向きゴルフはショット技術の応戦ですが、精神が乱れないことを競うスポーツです。自分との戦いとよく言いますが、実際ペアリングして一緒に回る人の影響を強く受けます。自分が調子が悪いときに一緒に回ってプレーしている人が良いショットを打つと微妙に影響を受け、自分のショットに余計な力が入ったりバランスを崩したりし、方向が大きくぶれたりします。心の小さな1mmの揺れが、200ヤードの飛距離では拡大されて、何メートル何十メートルものズレとなって現れます。
女子ゴルフはここ最近、毎年賞金女王が変わります。去年の賞金女王が、今年は出場した半分の試合で予選落ちということもよく見られることです。特に20代の選手によく見られることで、シーズンオフ中に肉体的なバランスが変わったりすることも原因の1つと考えられますが、賞金女王を取ったことによるプレッシャーが与える影響が大きいと感じます。
2年以上の連続賞金女王が近年では現れていません。男子ゴルフもテレビ観戦していて面白いのですが、精神的な乱れがもたらすショットのぶれは女子ゴルフのほうが顕著です。必至にプレーしている選手には申し訳ないのですが、そのあたりのミスショット具合がスポーツとしての女子ゴルフの面白さで、高い人気や視聴率を出している理由ではないかと考えます。
男女ともプロトーナメントにおいて出場選手数の関係からか、ペアリングしないで一人でラウンドするケースがありますが、そのときは、なかなか良いスコアが出ることがあるのは面白い現象です。このことは仕事にも言えるかもしれません。人は人です。私は仕事において、自分ができる最高のパフォーマンスを出すことだけに集中したいと考えています。