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アリから学ぶ働き方

  朝礼ネタ1890  2021/01/01  身近な法則経営

アリには、働きアリの法則と呼ばれる良く知られた法則があります。
働きアリの中では、実際に働いているアリは8割で、残り2割のアリは仕事をせずにサボっているという現象です。
面白いことに、働いているアリだけを残すと、そのうちの2割は働かなくなってしまうそうです。
さらに、サボっていたアリだけを集めると、なんとそこでもまた8割の働くアリと2割の働かないアリに分かれるそうです。
アリの集団のうち、必ず2割ほどは働かなくなってしまうことがこの法則からわかります。

近年、なぜ仕事をさぼるアリが生まれるのかという疑問に答える有力な学説が発表されました。
もし、アリが全員熱心に働いてしまうと、全員が疲れてしまい交代要員がいなくなってしまいます。
もしその時に敵に襲われでもしたら、誰も戦う者がおらずアリたちは壊滅的な打撃を受けてしまうでしょう。
アリはあえて働かない要員を作ることで、リスクヘッジを行っているのです。
そのため、どれだけ働き者を集めようとも、一定数のアリは仕事をしないようになっているのです。

企業にもアリのやり方を取り入れるべきだと思います。
勿論サボりはいけませんが、全員が猛烈な働き方をしてしまうと、あっという間に疲弊してパフォーマンスが落ちてしまいます。
アリのように、数名仕事を休んでいる人がいた方が、長い目で見ると持続的に力を発揮できるのではないでしょうか。

働くときは全力で働き、休むときは思いっきり休む。
そうした仕組みが整っている企業が、最終的には競争に勝ち抜くのだと思います。

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