節分に関する由来・豆知識・注意するべき事
朝礼ネタ182 2021/01/01 2月風物詩・季節行事2月3日は節分です。
節分といえば豆まきですが、なぜ2月3日に豆をまくのかご存じでしょうか。
まずはじめに、投げるのがなぜ豆なのかというと、「魔を滅する」と書いて「魔滅(まめ)」と読み、食べ物の豆にかけて無病息災を意味しているそうです。
次に、投げるのはなぜ2月3日なのかというと、「節分」という文字に理由が隠されています。
節分は漢字で「節を分ける」と書きますが、節とは季節のことを表しており、つまり節分とは「季節の分かれ目」のことを意味しています。
節分の次の日である2月4日は「立春」となっており、つまり節分の日は、冬と春との境目ということになります。
昔は立春を一年の初めとしていたので、節分は今で言う大晦日にあたります。
旧年の厄や災難を祓い清めるために陰陽師達が行っていた儀式が一般に浸透し、さらに先に説明した「魔を滅する」という豆の別の意味と融合し、節分に豆を投げる行事が定着したとされています。
ところで、豆まきの豆といえば、大豆を思い浮かべる方がほとんどだと思われますが、実はもともとは五穀であれば、投げる物はなんでも良かったそうで、「米・麦・ひえ・あわ」を投げてもいいそうです。
ただ、注意しなければならないのは、「炒った豆」を投げなければならないということです。拾い忘れた豆から芽がでると縁起が悪いため、あらかじめ芽が出ないように炒っておくのだそうです。
子供のころからなじみのある行事でも、意外に知らないことも多くあると思います。
昔の人のように、節分は一年の節目、次の日から新しい一年が始まると思って豆を投げると、今までとは違った気持ちが味わえるかも知れません。
今年の節分は是非一度、そのような視点で迎えてみてください。